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チームづくりは、「相手を知ろうとすること」から — EQ学び会リアル対話レポート —

チームがうまく機能するとき、そこにはどんな関係性が生まれているのでしょうか。
鍵となるのは、「相手を理解しようとする力」と「自分の視点を客観的に見つめる力」。
EQ学び会のリアル対話から見えてきた、チームづくりのヒントをレポートします。

「EQ×チームづくり」をテーマにしたリアル学び会

2026年2月28日、鎌倉にあるアイズプラスのオフィスにて「EQ×チームづくり」をテーマにしたリアル学び会を開催しました。

今回の学び会は、前日に開催された「EQ学び会2026 Vol.7」にて、元ラグビー日本代表キャプテン・廣瀬俊朗氏の特別講演を受け、その学びを参加者それぞれの現場にどう活かすかを考える時間として企画されたものです。

スポーツの世界で語られたチームづくりの本質は、企業や組織の現場にも通じるものがあります。

その学びを「自分の現場にどう活かせるのか」。

参加者それぞれの経験や視点を持ち寄りながら、対話を通して考える時間となりました。

感情を共有するチェックインから

学び会のスタートは、感情を言葉にするチェックインから始まりました。

今回は、感情を表す「エモっちカード」を使い、参加者それぞれ今の気持ちを共有しました。

エモっちカードは、自分の感情に気づくことを手助けしてくれます。

感情を言葉にして互いに共有することで、安心して対話ができる場をつくるツールです。

参加者からは
・まだまだ:廣瀬さんの学びへの探究心に刺激を受けた
・ほくほく:昨日のエネルギー溢れる講演の余韻&リアルでディスカッションできる

といった言葉が挙がり、場の空気が自然と和らいでいきました。

EQの実践は、まず自分の感情に気づくことから始まります。

こうしたチェックインが、対話の質を高めていきます。

チームづくりの本質を読み解くキーワード

続いて、前日の廣瀬さんの講演から印象に残った言葉を共有しました。

・スポットが当たらない役割
・失敗の捉え方
・リーダーシップチームを取り入れる
・心身の整え方
・主観×客観
・外国人の方
・フィジカル×心理的特徴が活かせる場所(前提となる居場所)

スポーツの世界の話でありながら、「これはそのまま職場にも当てはまる」という声が多く聞かれました。

チームの中にはさまざまな役割があり、一人ひとりの強みが活きることでチームは強くなる。そんなチームづくりの本質が、参加者の中で改めて共有されました。

「相手を知る」ことから始まるチームづくり

グループディスカッションでは、「自分の現場でどう活かせるか」をテーマに対話を行いました。

多くの参加者から聞かれたのが、
「相手を知ることが大事」という言葉でした。

外国人スタッフがいる現場など、多様なメンバーで構成されるチームでは、

「言わないと伝わらない」
「そもそもお互いを知らなさすぎる」

といった声も挙がりました。

その中で
・雑談を増やす
・楽しいの一言にも解像度を上げる
・自己開示をうまくする

といった、小さな関わりの積み重ねが関係性を変えていく可能性が見えてきました。

日常の何気ない会話の中にこそ、相手を知るヒントがあるという気づきが共有されました。

主観と客観を行き来するEQの視点

また、リーダーとしての悩みも共有されました。
会社の方針とメンバーの思いの違い、チームのモチベーションの扱い方、上司としての在り方など、現場ならではの葛藤が語られました。

その中で浮かび上がったのが、
「主観と客観を行き来する視点」です。

・改めて時間を取って対話する
・横同士で話す機会をつくる
・SCA(System/Culture/Awareness)全体の仕組みで捉える
・役割×責任×モチベーションを聴く「モヤモヤ会議」

自分の思いを大切にしながら、同時に相手の立場を理解しようとする。
EQとは、こうした視点の往復の中で発揮される力なのかもしれません。

小さな行動がチームを変える

最後に、それぞれが今回の学びのハイライトを共有しました。

そこでは、

「上司としての在り方、諦めない姿勢」

「チャレンジしている人の姿に勇気をもらった」

「EQを学び続けることで視点が変わる」

「チームで動いていくために、自ら主体的に行動する」

「すぐに結果を求めない」

といった声が挙がりました。

 

そしてもう一つ、多くの参加者が感じていたのが、

「自分が動くことの大切さ」でした。

チームを変えるためには、誰かが動くのを待つのではなく、自分自身が一歩踏み出すこと。
その小さな行動が、やがてチーム全体の空気を変えていきます。

 

その後のランチ会でも対話は続きました。
食事を囲みながら、参加者それぞれの現場の話や気づきが自然と広がっていきます。
リアルで顔を合わせることで生まれる安心感が、より深い対話につながっていました。

EQは「続けることで育つ力」

廣瀬氏の講演でも印象的だった言葉に、
「やり続けることが大事」というメッセージがありました。

相手を知ろうとすること、対話を続けること。
そうした日々の小さな行動が、チームの関係性を少しずつ育てていきます。

EQは、知識として理解するだけでは身につきません。
日々の関わりの中で少しずつ実践し、続けることで育っていく力です。

小さな対話の積み重ねが、チームの関係性を育てていく。
今回の学びが、それぞれの職場やチームの中で活かされ、新たな関係性や挑戦につながっていくことを願っています。

アイズプラス
EQGA公認 プロファイラー
福島恵美子

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