こんにちは!社会人インターンの森下八尋です。
9/3日、EQ×子育てセミナー【「アメリカの感情教育」から考える、日本で出来る小さな一歩 〜「弱くなってもいいんだよ」と言える居場所づくり〜】を開催しました!
これまでもアイズプラスでは子育てセミナーを開催しており、興味関心を寄せていただくトピックスでしたが、今回のセミナーでは子育て奮闘中の「EQ+LAB.」編集長の杉山に、同じく子育て奮闘中の社会人インターンの森下が話を聞いていく!ということで、よりリアルに、子育てにEQを活用することを掘り下げていきました。
また、杉山がEQの本場であるアメリカカルフォルニア在住ということで、アメリカで子育てする中で見た「アメリカの感情教育」の現場レポートを聞き、日本とアメリカの感情の取り扱い方への意識の違いについても、視野が広がりました。さらに杉山が日々行なっている声掛けなど、「今日から出来る小さな一歩」を考え、EQを日常に取り入れることを考え、深める機会になりました。
アメリカの「SEL:感情教育」
人種だけでなく、「違う」ことの多いアメリカの教室。「察してよ!」が通用しない状況の中、みんなが一人一人持っている「感情」を伝えあうことの重要性を、日々学んでいます。感情を尊重すること、自分を理解し他者に伝え、より良い人間関係の構築や意思決定へと導くことが、SELで大切にしていることです。
日本において「感情」と聞くと、「感情的になること」と捉えられがちですが、アメリカでは「感情は取り扱ってなんぼ」だそうです。さらに、感情はみんなが持っているリソースなので、学校教育の中に取り入れられているとのこと。改めて、感情を取り扱えるようになることは、子どもの可能性を広げ、生きる力を育むことにつながることを学びました。人種が同じで肌の色が同じでも、一人一人の感情は人それぞれなんですね。「感情を知るのは、体温を測る、天気を確認するのと同じ」を言われ、ハッとしました。
弱くなってもいいんだよ
あなたは、「弱くなってもいいんだよ」と言われたことはありますか?
アメリカでは、「Thank you for being Vulnerable(弱くなってもいいんだよ)」と言われることがあるそうです。弱みを見せたことで感謝される、そのような経験を重ねると、子どもたちは自分の強みを見せるだけでなく、弱い自分も自己開示出来ます。
EQを学んでいると、弱みって何だろう?と考えることがあるのですが、私は、その方の大切にしている価値観であることが多いと思っています。弱い自分を感じられ、その弱みを人に出せるようになると、弱みを弱みとしてだけでなく、強みとして発揮出来るシーンも増えます。子どもだけでなく、大人にも、「弱くなってもいい居場所」が増やせると良いですね。
日本の感情教育の可能性と、今日から出来る小さな一歩
杉山より6つのポイントと、具体的なエピソードを聞いていきました。
「感情が高ぶった時に実況中継をする(客観視するため)」「声掛けしている言葉を書き出す」「子ども目線が見えるような質問をする」など、具体的な案も出ました。EQを日常生活に取り入れていくことはすぐに出来る一方で、それをずっと意識し続け結果を出すには長い道のりを感じます。だからこそ、楽しみながら日常にEQを取り入れ、仲間と共に試行錯誤を繰り返すことも大切です。
参加者の感想
- EQをもっと広めていきたい気持ちが強くなりました!
- 継続的にEQに触れ合いたいと思っていたので、その手軽な触れ合いについても教えていただけて良かったです。同じ地球に住んでいるのに、アメリカとはこんなに違うのかと思いました。
- 子供の頃から感情表現が苦手でずっと悩んでいます。弱みを人に見せて良いと言わられて、気分も楽になりました。自分の悩んでいる原因の入り口が見えた気がします。
- ただなんとなく感情を見るのではなく、可視化してみることや、言葉にすることの大切さを知ることができました。また、それが、人間関係構築に欠かせないこと、これからの世の中では更に大切になるということを知ることができました。
改めまして、週末のお忙しい中、ご参加をいただきましたみなさん、ありがとうございました。
今回のセミナーを経て、10/22日9:30-10:30に親子向けEQワークショップを開催します。
実際に親子でワークを行い、EQに触れていただきます。
またのご参加をお待ちしております。
株式会社アイズプラス 社会人インターン
EQGA公認プロファイラー
森下八尋
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