あなたは周りの人から信頼されていますか。
信頼を得るための最初のステップは本当にあなたが信頼に値する人間なのかどうかということ、そして信頼に値すると言うことを他の人に分かって貰うことです。
周りの人たちがあなたを信頼していれば、その人たちはあなたの話を聞き、より深く知ろうとして、何かあればあっさり許してくれるでしょう。あなたが信頼されていなければ、あなたに反対したり、恐れを抱く人が増えてコミュニケーションがうまくいきません。信頼はリーダーシップ、チームや組織のパフォーマンスにおいて要であり、測定可能なものなのです。
信頼を得るための要素【4つのC】
信頼を得るためには4つの要素が欠かせません。それがこの4つのCです。
1.Commitment(コミットメント)=一貫して言ったことをやる
2.Caring(思いやり)=他の人が大事だということを示す
3.Consistency(一貫性)=ある程度予測可能な方法で反応する
4.Competency(能力)=コミットメントを満たすだけの能力を示す
どうやってこの【4つのC】を示すのか
あなたは既にある程度優秀で思いやりがあり、献身的でしょう。でも自分自身と素直に向き合えば、これらの信頼の4つのCの1つでも積極的に示すためにもっと出来ることがあることに気づくはずです。
試してみてください。
信頼が低下しているけれど、まだ完全にはなくなっていない状況、そして改善したい状況を考えてみてください。この人と行った最後の数回のやり取りを思い出してください。
では、相手の立場から相互作用について考えてみてください。その相手はあなたの信頼度の4つのCを見たり、感じたりしているでしょうか。
今後数週間にわたって信頼の4つのCをより可視化する練習をしてみてください。
Commitment(コミットメント、献身)=これは些細なことで信頼を崩してしまうものです。例えば、明日誰かに電話すると約束して、3日後になってしまったとしまう。もしくはデスク用の椅子を新調するために上と掛け合うと約束したのに、一向にやらない。このCが低い人はピンチに陥りやすく、ただ反応しているだけです。こんな時は比較的簡単なコミットメント(「今日はメールを送信する」など)を決めそれを実践することにしましょう。
Caring(思いやり)=日々の仕事の忙しさの中で思いやりを忘れるのはたやすいことです。もちろん仕事は重要です。でも、周りの人はこの様子を見てあなたが信頼する人間なのかどうか認識してしまうのです。周りの人の行いに感謝することでより思いやりを示すことが出来るでしょう。「一生懸命働いてくれてありがとう!」「この仕事を一緒にやってくれて感謝しています」など感謝の言葉を述べるようにしましょう。
Consistency(一貫性)=人はどんな暴君であっても一貫性があれば信頼することが出来ます。誰にも良い日も悪い日もありますが、時に天使のようになったり、時にモンスターのようにふるまわれてしまうと困惑してしまうでしょう。自分自身のバランスを維持することはとても難しいですが、セルフケアは重要な要素です。時々バランスを崩しそうなときには、我に戻って自分自身の一貫性を取り戻しましょう。
Competency(能力)=あなた自身が働いている姿を見せない場合、人はあなたの能力に疑問を抱くかもしれません。実際に作業をしてみてください。あなたが素晴らしい仕事をしている姿を見せてください。
信頼度を上げる最良の方法はあなた自身が信頼に値する人間になることです。
改めて信頼の4つのCをチェックしてみてください。
理想と現実の間にギャップはありませんか?
注)このコラムは許可を得て、Six Seconds社コラムを意訳しています。
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