歌姫Lizzoに学ぶ、自己肯定感の高め方

EQ+LAB.編集長の杉山です。
カリフォルニア・ベイエリアでは相変わらず自粛生活やオンライン授業が続いています。
先日数カ月ぶりに本屋さんに行ってみるとセルフケアや瞑想・呼吸法、心のケアと言った類の本がズラリと並んでおり、EQや感情のコントロール等への関心の高さが伺えました。
そして半年前にインタビューを見て衝撃を受けた歌姫Lizzoが今号のVOGUEで表紙を飾り、彼女のようにポジティブなメッセージを送り続ける人が今、必要とされているんだと改めて感じました。
今日は歌姫として全米ヒットチャートでも上位に君臨し、音楽界の賞を多数獲得してきたLizzoの自己肯定感やポジティブインパクトをお伝えしたいと思います。

誰もが生まれ持つ【自己肯定感】

今回プラスサイズの黒人女性で初めてVOGUEの表紙を飾ることになったLizzo。
彼女のBody Positivity(※1)やSelf-loveを訴える歌詞やスピーチが人種や年代も越えた多くの人たちの心をとらえて離しません。
自分を認めること、ありのままの自分を愛することをどんな場所でも声に出して伝えるLizzo。
彼女の叫びは観客を涙に包み、ファンを励ますだけでなく、自分自身の心を持ち上げています。

今や自己肯定感の塊のような彼女にも自己肯定感どん底時代がありました。
誰しも生まれながらに持っている自己肯定感は年を重ねるごとに下がっていきました。
インタビューでは「不安要素があればあるほど、層が何重にも重なるように私の自己肯定感は押しつぶされていった」と話しています。
自分の髪が好きになれない、笑い方がおかしい、こんな性格でいいのか、喋り方、自分の声、将来...等
誰もが抱きそうなことだけれど、彼女も同じように不安がどんどん積み重なり、更には病気になった最愛の父を助けられなかった自分を責め、悲しみは怒りになり、彼女の生活も感情もどん底に落ちて行ったのです。

彼女の父親が亡くなった2010年。
父親を助けられなかったこと、小学生の頃から続けていたフルートの奨学金で入学した大学を退学したことなど「ダメな自分」と言う自分自身が作ったバイアスが彼女にのしかかり苦しめました。彼女は2010年夏、家族や友人、全ての人間関係を断ち切って田舎で一人になり、自分を見つめ直すことにしました。
彼女はその時層になって積み重なっていた不安に一つ一つ向き合い、対処していくことで自己肯定感を高め、自分を愛することが出来るようになっていきました。
3カ月自分自身と向き合った結果、フルート奏者としてオーケストラの一部であれば良い、ソロはやりたくないと思っていた彼女が一番目立つことになるシンガーになり、音楽を作ることを目標にしました。

その夏、彼女はCrigslist(※2)で歌い手を募集しているロックバンドを見つけ、オーディションを受けステージに立つことになりました。その時の彼女にはどん底で見ていた「もう失うものはない!この人たちは私のことなんて知らないんだからやってしまえ!」と逞しい気持ちが宿っていました。これが歌姫として活躍するLizzoの原点となったのです。

自分を助けることが、世界を救う

人目に晒される仕事を選び、堂々とレオタードでおしりを振る姿を見せつけ強烈なインパクトを残す彼女。
「私は大きくて、健康的なの。それでいいじゃない?」と自分の体をありのまま受け止め、愛していると公言する。勿論そんな彼女に「太ってる体をよく人前に出せるね!」など、とやかく言う人も多く、「私が自分の体を愛しているのにどうして他人から愛してはいけないと言われないとならないの?この体を憎めって言うの?と思うこともある」と、ここまで成功した彼女ですら気持ちを強く、自己肯定感を高く保ち続けることは出来ないのです。
彼女は自分を高める為に自分に暗示をかけ、メディテーションをし、感情をコントロールする努力をしています。

自分を認め、ありのままを愛する人たちがいれば、より良い世界になると強いメッセージを送り続けています。
「みんなも鏡に向かって自分に言って。
 私はあなたを愛してる。
 あなたはとっても美しい。
 あなたならなんでも出来る!」
これは彼女自身が自分にも語り掛けているメッセージです。
すごく効くから皆も絶対やってね!と続ける。

自分の感情や機嫌は自分で取るもの。【自己肯定感】もその一つで、
「自分は綺麗じゃない。自分にはできない。こうあるべきだ。」
そんなバイアスを呪いのように、無意識に自分にかけてしまっていることはありませんか。
私自身も「母親はこうだ」とか「Happyでいなくては!」と気づくと自分のバイアスが
ポジティブな思考を邪魔していることがあります。
これでは自分が自分を苦しめることに他なりません。

他の人がどう思うかということばかりに目を向けず、自分を大切にして、自分自身を整えてあげること。
そうすることでようやく相手に手を差し伸べたり、助けてあげられるようになるのです。

EQ+LAB.編集長
杉山夕希子

(※1)Body Positivity:「痩せた体型=キレイ」という従来の美の定義から外れ、プラスサイズの体をありのままに愛そうというムーブメント
(※2)Craigslist:地域ごとの不動産情報や求人情報、個人間の物品取引などが掲載されたウェブサイトの名称

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