【キャリア×EQ】EQ入門セミナー第5弾が開催されました！

いつもEQ＋LAB.をご覧くださりありがとうございます！

先月、【キャリア×EQ】をテーマにアイズプラス主催のEQ入門セミナー第５弾が開催されました。
今回のセミナーでは、XTalent株式会社代表取締役の上原達也さんにご協力頂き、
“子育てでキャリアを諦めない！
柔軟なキャリアをつくる「自己認知×発信力」の育て方のつくりかた”を伺いました。

今回のレポートもアイズプラスでインターン中の金沙利（きむさり）が担当しています。

「自己認知」「発信力」を向上させるには

「フェアな労働市場をつくる」ことを理念に掲げ、ハイスキルなママ・パパと、子育てに理解のある成長企業をつなぐ転職サービスを提供している上原さんが、「自己認知」「発信力」の大切さをお話しくださいました。

転職者との面談を数多く経験されてきた上原さん曰く、転職を目指される方の中でも「自分の強みはなんですか。」という質問に対して答えに詰まってしまうなど「自己認知」と「発信力」が十分でないという方が多くいらっしゃるそうです。

では、自分を十分に理解し、それを適切に表現するために、どうすればいいでしょうか。
まずは「上司や同僚、パートナーに聞いてみる」など、周りの協力を得ることが大切だそうです。周りから見えている自分について教えてもらい、一方で、自分も相手のことを言語化することで、認知力や発信力が鍛えられます。そして、この「自己認知」や「発信力」こそEQの重要な要素でもあるんです。これを周りと一緒に開発できるとなると、より取り組みやすく感じられるのではないでしょうか。

参加者のみなさまの感想

当日のセミナーには、まさに今、子育てを経験されている方々がご参加くださいました！
仕事などでは、異なった環境に身を置き、様々な経験をしている方ばかりでしたが、子育てという共通のテーマで、活発に意見交換がされました。
参加者のみなさまの感想の一部をご紹介します。

・自己認識が不十分であることがわかりました。自分の声が聴ける機会や状態をつくりたいと思いました。
・ビジネスの場に限らず、EQはライフスキルと、毎日実践し、日々トレーニングを続けます。
・自己認知が一番大事なところなのに、疎かにしていた自分に気が付きました。もっと自分の声を聞く機会をつくらないと、自分の声さえ聞こえない状態になってしまいそうでした。

ご多忙な日々を過ごされている中で、自分と向き合う時間を積極的に作りたいと感じた方が多かったようです。子育てとはまだ縁遠いですが、筆者自身も、やることに追われてしまうと、自分と向き合う時間を後回しにしてしまうことがあるので、みなさんの意見や反応にとても共感しました。

EQが活かされる場所とは…？

上原さん、弊社の池照ともに、子育てとキャリアの両立を考えるにあたっては、まさしくEQの一部でもある「周りに自分の軸を伝えること・周りから意見を聞くこと（発信力）」が大切であると話していました。自分のキャリアの中で、他人の比重と一緒に考えなければいけない部分が増えるからこそ、周りを巻き込んでいくことが求められるようです。

以前のセミナーレポートで、「EQは年代や性別、置かれた環境を問わず、うまく活用できれば、どんな人の生活をもより豊かにしてくれるもの」ということを書きました。その上で、今回のセミナーを通じて、EQを磨くことによって、身近な人ともより良い関係(win-winの関係)を築くことができると思いました。その過程においては、基本となる「自分を知り、それを適切に発信すること」が大切になるようです。自分を知り、発信してこそ、相手のことも知ることができ、十分な対話を踏まえて、周りも含めてみんなが納得のいくキャリア形成の一歩を踏み出せます。

EQというのは、それこそ、ビジネス雑誌でよく見かけるような言葉で、日常であまり触れない言葉の一つではないでしょうか。しかし、実際には、日常生活における、子どもと接する、もしくはパートナーと接する、その瞬間も、より充実したものにしてくれる一つのスキルのように思われます。EQの真価は、人と人とが交わる全ての場面で発揮されるという点かもしれないですね。今後も定期的に入門セミナーは開催されますので、ご関心がある方はぜひ一度参加してみてください。

株式会社アイズプラス　インターン
金沙利（きむさり）
東京大学大学院総合文化研究科修士課程所属。現在、株式会社アイズプラスでインターンとして記事執筆を担当。
今後は、様々な形で、「どんな人でもタレントを最大限に活かすことができるような組織、コミュニティ作り」にコミットしたいと考えています。