イケてる先生のEQ研究室 コラム コラムニスト 全ての記事 福島恵美子

ノーブルゴールってどうしたら見つかる?

みなさん、先日も池照先生のコラムに「ノーブルゴール」という言葉が出てきました。
正直、私はEQ(感情知性)を学ぶまで、耳目に触れたことがありませんでした。

“ノーブル(noble)”は「崇高な」「堂々とした」という意味です。これでもやや分かりにくいですが、つまるところノーブルゴールとは、”自分の道筋となる目標”のことです。

米国シックスセカンズ社の8つあるEQコンピテンシーの一つに『ノーブルゴールの追求』がありますが、ノーブルゴールの追求とは、”日々の行動の選択を、自己の強く大きな目標と結びつけること”を指しています。

このノーブルゴールの追求に触れた時、ハッとしたことを覚えています。『日々こんなこと意識して生活していない!ボーっと生きてる?!チコちゃんに叱られちゃうわ!!!』

ただ、まだ胸をはって誇れるようなノーブルゴールは見つけられていません。
ノーブルゴールは、最初からバシッと決められるものではないと思いますし、漠然としていて良いと思っています。

ノーブルゴールの見つけ方

私自身は、このノーブルゴールを思い浮かべた時に自分自身に問いかけたことは、「人生に対するビジョンは?」「大切にしている価値観は?」
この問いに対する、自身の答えは「幸せ」「笑顔でいる」でした。
これ以後は、何か迷ったり・悩んだりした際は、「幸せか?」「笑顔でいられるか?」を自身に問い、選択をするようにしています。

私達は様々な行動を選択しながら日々の生活を暮らしています。
例えば、「今日の夕飯は何にしよう」からこのように考え行動し、想像することはありませんか?

「今日の夕飯は何にしよう」→「寒いから鍋にしようかな」→「そうだ!家族が大好きな参鶏湯にしよう」→「皆の大好物を食べて、家族みんな身体も心もほっこり」→笑顔溢れる食事風景を想像。

自身の問い=「それであなたは幸せ?」「笑顔になれる?」を、日々の行動選択=「今日の夕飯は何にしよう」とリンクさせていくことが、「ノーブルゴールの追求」への一歩であると考えます。

ノーブルゴールの意味

これから社会に出られる皆さんは、会社組織という中で会社・上司から数字目標(業績)など様々な目標設定をされることがあるかと思います。しかしながら、プライベートに対してはもちろんですが、仕事に対しての「自分自身の目標」は、誰も立ててくれません。

目標を掲げる際に、迷った際は難しく考えずに「自分のありたい姿」を考えてみてください。

大学の授業の中でも学生の皆さんに取り組んでもらった3年後の「目指す、ありたい姿」をイメージすること。これをすることで、漠然と考えるだけでなく言語化し、目標が立てやすくなると思います。

進学、就職、転職、起業、結婚、離婚など、、、
その後の人生を左右するような大きな決断は、一生のうち幾度もあるものではないと思います。
だからこそ、日々の行動を選択する際に、自分自身の立てた「問い:ありたい姿」を思い浮かべてリンクさせることが「ノーブルゴールの追求」に繋がると信じています。

株式会社アイズプラス
EQGA公認 プロファイラー
福島 恵美子