イケてる先生のEQ研究室 コラム コラムニスト 全ての記事 福島恵美子

自分の”好き”を大切にしよう!

動画視聴は、「倍速再生」が当たり前?!

ニュースを見ていたら、驚くような内容が放送されました。
なんと、イマドキの若者は動画視聴をするとき、「倍速視聴」は当たり前だそうです。

その理由は…
・忙しくて時間がない
・見たいコンテンツがたくさんあり、倍速でないと時間が足りない
・友達と話を合わすため

などが挙げられていました。

 

コスパならぬタイパ?

近年、「コスパ(コストパフォーマンス)」ならぬ「タイムパフォーマンス」略して「タイパ」という言葉も聞かれるようになりました。

なんでも、Netflixなどサブスクコンテンツを限られた時間にできるだけ多く倍速視聴することで、タイパ向上に繋がると考えられているようです。

 

「映画鑑賞」という言葉は消えてしまう?

「鑑賞」とは、「芸術作品などの美的な対象を視覚、あるいは聴覚を通して自己の中に受け入れ、深く味わうことである」とあります。

倍速視聴で、映画やドラマを観ることは「鑑賞」ではなく、「消費」の時代となったと言われているのが、わかる気がします。

タイパも大事ですが、目の前の作品に集中することで、ただただ五感で感じることも大切な時間であると思います。たとえ「面白くないな」「共感できないな」などと感じても、それは「鑑賞」した結果なので「時間をムダにした!」と思わないでほしい。

 

それって、本当に必要な情報?

見たいコンテンツがたくさんある!時間がないので、倍速で見よう!!!
時間がない際は、私も倍速で視聴することもあるので、よく分かります。

ただ、ちょっと考えてみてください。
「話を合わす」ための倍速視聴。それは、本当にあなたが必要な情報でしょうか?
あなたが観ていない作品が話題にあがった時、「どんな話?」「誰が出てるの?」「どんなところが面白かったの?」など、勇気を持って友達に質問してみよう!

その上で、観てみようと興味があれば視聴するのはいかがでしょうか?

大学の授業の中でも、「好きなものボックス」という「好きなもの」や「好きなこと」などを書き出し、お互いの「これが好き」を伝え合うということをしたことがあります。
結果、「共通の好き」や「知っているようで知らなかったこと」など、お互いをより知ることができた、意外な共通点が見つけられた!など好意的な感想があがりました。

「話を合わす」ための”倍速視聴”は手放して、自分の好きなコンテンツを味わうことでタイパ向上に繋げてみてはいかがでしょうか。

あなたの大切な時間は、自分の”好き”をどんどん見つけて、その好きを育てるための時間に使ってください。

株式会社アイズプラス
EQGA公認 プロファイラー

福島 恵美子

 

【好きなものボックス】について書かれた過去のコラム
【鳩子の部屋】ママのHappyって何だろう?-好きなものボックスを使って知る自分と相手の好き―

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