ゲストコラムニスト:黒田聡子さんの「EQと子育て」ーこどもの感情に育てられてます

10年ほど前、人事の仕事をしながらEQを学びました。仕事の中でいろいろと役立つこともありますが、日々の子育ての中でも切り離せないないものだと感じています。

EQを大切にする教育

私には2人の小学生の子供がいます。子育てのなかで自己肯定感を育てることや外遊びを大切にしていて、保育園を選ぶ際にはニュージーランドのテファリキを基本に運営している保育園を選びました。 「テファリキ(Te Whāriki)」とはニュージーランドの先住民マオリの言葉で「編んだ敷物」という意味があります。ここに込められた意味は、多様なバックグラウンドを持つ子供達の「誰もが乗ることのできる敷物」を象徴していると言われています。保育園では、クラスごとの時間割など大人主導のものはありません。本人の興味、探究、人との関りを大切にできるようまたコーナー遊びで子供たちが自分の好きな遊びに取り組めるよう工夫されています。 子供同士でけんかをした時は、できるだけ見守り、それぞれの子どもがどう感じたのか話をさせて、相手の気持ちを理解できるように導きます。そうすることで、自分たちで物事を解決する力や、自分の意思を伝えたり相手の意見を汲み取ったりするコミュニケーション能力を養います。

こどもから学ぶEQ

家庭でもできるだけ見守り、先回りしすぎないことやなぜそう思うのか、なぜそう行動するのか話しを聞くことを心掛けています。 一方で日々の忙しさのなかで、子供相手にイライラすることも多いです。でも、そんな時には自分自身のEQを発揮して、自分自身イライラしていることを自覚し、自己コントロールすることを心掛け、情緒的表現性を発揮して、なぜイライラしているのか、伝える努力をしています。そして、こどもの気持ちや考えを聴くようにしています。子育てをしているなかで、このような場面を多くの親御さんが経験していると思いますが、私は今、EQの要素の中でも自己コントロールを発揮しているな、とか、情緒的表現性を多く使ってみようと自分自身のバロメーターにも使うことを楽しんでいます。

そして、小学生中学年の息子は人一倍感受性が強いようで、うまくできないと悔しくて泣いたり、恥ずかしがったり、テレビを見てそのおもしろさに飛び跳ねて喜んだり、ドキドキな展開になると、そわそわして隣の部屋に行ったり戻ってきたり、音楽を聴いて悲しい気持ちになってきたと涙を流したりと感情を体いっぱいで表現してくれます。うまくできなくて泣くときは、「めそめそ泣かない!」と怒ってしまうときもありましたが、今はこの感情に蓋をすることなく表現していくことを見守っていきたいと思っています。 

このように子供たちは素直に自分の気持ちを伝えてくれるので、子育てをするなかでEQを学ぶ良いパートナーとして子供からは親育てをしてもらっています。子育ては、子供のEQ、そして親のEQを育てるプロセスなのだと実感しているところです。

 

EQプロファイラー
キャリアコンサルタント
黒田聡子

ゲストコラムニスト黒田聡子さん:

2010年、何かを達成しようとする情熱と意欲をもっている人の「志」を大切にしたい、というEQジャパンの使命に共感しEQプロファイラーの資格を取得。 
自分の力を最大限発揮し、組織を強くしていくにはEQや感情の力が大きな影響を与えると考え、EQを通じて個々・組織の成長を支援していくことを決意。
現在2人のお子さんを育てながら、EQに日々学びや勇気をもらっているそうです。