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100 Days of School-100日目の記念の日-

3月、日本では受験シーズンのピークも終わり、卒業シーズンですね!
駐在でアメリカに来ている仲間たちも4月の人事異動で帰国する方が多く、お別れの季節を強く感じるこの頃です。

今日は少し前の出来事ですが、アメリカの学校の【100 Days of School】について書きたいと思います
今年もアメリカ各地の小学校で100日のイベントが行われていました。
このイベントは、1年間約180日学校があるうちの半分が終了したという一つの節目としてのお祝い。
特にキンダー(※)、1年生くらいの義務教育が始まったばかりの学年で祝われることが多いようです。

100日って行動が定着するのに必要な日数とも言われます。
これはアイズプラス池照社長の研修に参加された方は【ほぼ100シート】をやられた方も多いと思うのでご存じかもしれません。
池照社長が京都の寺社で聞いた「制中」という100日間の修行期間の話にヒントを得た目標管理シートです。
子供たちにとっても、新しい生活が始まって100日。
これは学校に慣れる、友達や先生に慣れるのに必要な時間で、お祝いして自分たちを自分たちで盛り上げるってなかなか興味深い行事だと思っています。

うちの子供たちの学校では、子供たちは100歳のおじいさん、おばあさんの恰好をして行く日でした。
(うちの学校は〇〇の恰好で行く日と言うのが多かったです。)
このイベントの発端は1979年にカリフォルニアのある先生が100と言う概念を子供たちに理解してもらうために、セサミストリートのカウント伯爵の指人形を使って、100枚のペニーを1ドルに変えて見せたところから始まりました。2年後、このイベントを教師向けのサイトに投稿したのがきっかけで全国に広がりました。
今でも、100個のものを使って何か作る、カウントダウンの学びにつなげるなど、その算数的な要素を取り入れている学校も多くあります。

 

 

日本も節目、節目に色々な行事が学校で行われていると思いますが、こういうクリエイティブな発想で自分たちの節目を自分たちで祝うと言うのは素敵な発想ですよね。
そして!大事なのはこれをやるもやらないも自由ということ。
やりたい人だけがやればいいんです。強制されることはなし!
ものすごく気合の入ってる家族もいれば、「やりたくない」と言う子もいる。
それでどう思うこともないし、後ろ指さされることもありません。
時々先生の方が気合い入っていることもあります。

皆さんも是非、自分が100日頑張ってきたことお祝いしてみてくださいね!

EQ+LAB. 編集長
Six Seconds EQプラクティショナー
杉山 夕希子

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