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感情の未来づくりを応援するフリーランス講師の挑戦! ―異なる2つのアプローチでEQを読み解くー

今日のコラムは大手企業から転身、現在はフリーランスの研修講師としてご活躍の山内みずきさんに寄稿頂きました。山内さんはEQを学び、現在はご自身のお仕事に取り入れながら研修やコーチングなどをされています。
今回はアイズプラスで受検することが出来る2つのEQ検査、SEIとEQIを受けて頂いた感想などを含めて書いてくださいました。SEIとEQIについて詳しくはアイズプラスのHPをご確認ください。
https://is-plus.jp/service/individual-eq

 

 

 

 

 

私の仕事は、フリーランスの研修講師です。平日は、成人のビジネスパーソンにビジネススキルをお伝えしています。週末は、小学生のお子さんとその保護者を対象にした親子コミュニケーション教室の運営もしていますし、個人のクライアントにビジネスコーチングも実施しています。

このように複数の仕事をこなしていますが、中心となるのは【コミュニケーションスキル】です。日頃からよくコミュニケーションについて情報を探し求め、スキルアップを探求しています。私は、EQは質の良いコミュニケーションを取る上で重要な基盤・スキルであると考えています。実は一年前に会社員からフリーランスとなったのですが、そのタイミングで今後はEQに注力したいと思いました。シックスセカンズ社の国際資格(EQ プラクティショナー, EQ SEI アセッサー※)を取得し、EQの概念やアセスメントを自分のビジネスに導入しています。アイズプラスの池照さんとは、会社員時代からEQをきっかけとしたご縁があり、今回はEQ学習の一環としてEQI受検をさせていただきました。

 

フィードバックを受けて

EQI受検後は、アイズプラス池照さんから直接結果のオンラインフィードバックをしていただきました。

シックスセカンズのSEIレポートと比較して、切り口の違いが個人的には興味深かったです。
EQIは24の素養(行動)の量を測定し、それぞれの素養が高い/低い(強み/弱み)という形で可視化されます。アセスメント結果の活用方法の1つとして、自身の行動量の調整をする観点で使うことができる、と池照さんから教えていただきました。SEIレポートも強み/弱みが可視化されますが、ノーブルゴール(自己の強く大きな目的)があった上でのEQコンピテンシーの増強を目指す切り口で書いてあります。
いずれのアセスメントも、最終的に行きつくところはEQを伸ばしより良い人生を送ることは同じだと理解していますが、このように過程(プロセス)が違うのが興味深いです。
私からすると、EQIレポートはより実務的・具体的で、SEIレポートはより哲学的・抽象的に見えます。両方受検することで、EQを総体的に捉えることができました。

結果から分かる今を理解し、これからを描く

さて、自分でEQIレポート結果を見た時には、「私らしい」と思いました。まず総合評価※が5-5-4で、言いかえると行動量が多いです。私自身思い立ったらすぐ行動に移し、集団においてリーダーシップを発揮する傾向が強いという自覚があります。
その一方で、過去メンバーが私のグイグイについてこられないことがあり、年齢を重ねる毎に独りで行き過ぎない・周囲に配慮することを気を付けるようにはしています。それでも尚、今回行動量が高く出ているのは、会社員からフリーランスになって1年と間もないので、行動量を増やさざるを得ない状況が影響しているのではないかと思いました。

また、一つ一つの項目を見ていくと、「セルフ・エフィカシー(※)」・「自主独立性(※)」が高い一方で、「感情的被影響性(※)」が低くなっています。これは別の言い方をすると、肯定的な情動状態を自分の中に作り出せている・自分の欲求は相手を尊重しながら伝えることができている一方で、相手の感情に飲み込まれず意思決定をしているということでもあります。このあたりも、確かに自分らしい結果だと納得しました。

池照さんからは、未来を見据えてどうしたいか、どうありたいかを考えるきっかけにすると良いのではとアドバイスをいただきました。近い未来を考えた時には何を新たに取り組むのがいいのかがすぐに出てきませんでしたが、EQIを受検する前から継続的に意識しているのは、自分の感情コントロールです。私は家庭内において、自分の余裕が無いと家族に怒りの感情をぶつけがちなため、そこは今後も取り組みたいと改めて言語化をしました。

今回、EQI検査を受けてみての学びは、EQレポートは出力形式(切り口)が違っていても自分らしさの特長は確かに出てくるということです。EQIの視点からEQの理解をさらに深めることができて良かったと思います。

エンビジョン株式会社
代表 山内みずき

 

※EQプラクティショナー・アセッサー:どちらもSix Seconds社によるEQの認定資格。
https://6seconds-cart.com/

※セルフエフィカシー:自己効力感、その行動をうまくやれる自信があるということ。

※自主独立性:自分の力で物事に向き合う事

※感情的被影響性:相手の感情に影響を受けやすいかどうか

※総合評価:EQI検査では心内知性、対人関係知性、状況判断知性と3つの区分で5段階で行動量を表します。高いから良い、低いから悪いと言う事ではありません。