Six Secondsコラム【マーベルスタジオの成功要因】

3ステップイノベーションモデルに支えられたマーベルスタジオの前例なき成功を解く

映画の続編と言うのは期待外れだと言う評判が出回ることが多いが、驚くべき例外がマーベルスタジオの続編です。マーベルスタジオは漫画本のキャラクターと架空の世界をまたとない独自の方法でイノベーションを起こすことで大成功を収めました。
ハーバードビジネスレビュー(HBR)に掲載された調査研究によると、マーベルスタジオの成功の背景には3ステップイノベーションがあると考えられています。

1.経験のある経験のない人を採用する

2008年以降、マーベルスタジオが採用した20人の監督のうち、スーパーヒーローのジャンルで監督経験があるのは5人だけでした。他は非常に高く評価された監督たちでしたが、ほとんどが他のジャンルで、はるかに少ない予算でインディーズ映画に取り組んできた監督たちでした。マーベルは異なる視点と補完的なスキルを備えた監督を採用することでマーベルスタジオ独自のベン図を作り上げました。監督たちのユニークな知識とスキルがキャラクターの開発、特定の文化的視点や面白いやりとりを生み出しました。

2.安定したコアを活用する

監督の新しい意見とスタイルのバランスを取るためにマーベルスタジオは前作から継続するスタッフをわずかな割合に留めました。これにより作品に継続性がもたらせられ、更に新しい声が加わるためのコミュニティが出来上がります。安定したコアがなければマーベルスタジオの映画はあらゆるイノベーションが活かされるための基盤となる親しみを失う危険性が出てきてしまうのです。
HBRは「コアを維持し、周りを活性化し、関係ネットワークを理解する組織はイノベーション、ダイナミズム、そして柔軟性が生まれる」と述べています。

3.決まりきったやり方に挑戦する

マーベルスタジオの成功の顕著な部分は続編が興行収入でしばしば苦戦するこです。マーベルスタジオの責任者であるKevin Feigeは「マーベルスタジオの映画の定義を広げることに信念をおき、単純に決まりきったやり方やパターンにはまらない予想外のことをすることでお客様が戻ってくるように努力した。」とバラエティで境界線を押し広げることがマーベルスタジオの成功に不可欠であったことを説明しました。
HBRはマーベルファンはこの結果、予想外のことを期待するようになり、決まりきったやり方に挑戦することが成功の一部になったのだろうと言います。イノベーションはより多くのイノベーションを生み出すのです。

組織へのあてはめ方

1.組織内外で他の人の専門知識を使用して組織に新たな視点を加える
2.チームに必要なコアになる人材について考える
3.あなたの組織や製品サービスに不可欠なものを考え、それ以外の部分で完全に未踏の方法で新しいやり方で製品やサービスをどのように提供できるか考える

マーベルスタジオの成功を牽引する3ステップイノベーションは上記の通りですが、これらの原則の利点を最大限生かすのは全てを並行して行うことです。シックスセカンズ社でもSEI(シックスセカンズ感情知能検査)のイノベーションにおいて同様の取り組みを行っています。どのようにこの3ステップイノベーションモデルが活かされているかなどご興味のある方はこちらをご覧ください。またSEI、組織風土診断はこちらのサイトをクリックしてください。

注)このコラムは許可を得て、Six Seconds社コラムを意訳しています。
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