EQ+LAB.編集長、アイズプラスシリコンバレー支店長、4年目の挑戦が始まりました。
と何だかすごいことが始まるような書き出しですが、この8月の新学年度の始まりを機に、訳あって引っ越し。新天地でのスタートとなりました。
夏休みが後半に近づき、あと一週間で学校が始まる!と言う段階でようやく学校からの受け入れ承諾メールが届きました。ここまでは母としてはかなり不安定な日々ですが、勿論母だけでなく、子ども達からも「入れるの?」「スクールサプライ(※)の準備は?」「入れなかったら、どこに行くの?」と心穏やかではない子ども達からの質問の嵐。母だって初めて。子ども達だって初めて、分からないことだらけです。
アメリカの公立の学校は夏休みは完全クローズの所が多いので、オフィスが開かなければ事が進まないのです。そんな訳で”一応”入る予定の学校を念頭に、準備を進めていましたが、いざ学校が決まってからも次の心配や不安、ワクワク…色々な感情が入り混じる日々でした。
マネジメントの仕方は人それぞれ
今回、3人で話していてとても興味深い事に気づきました。
1.私の場合
今までの学校には質問できる親御さんたちがいて、コロナ禍で学校がなくてもお互い連絡を取り合ったり支えてもらえる関係がありました。なので私は今回の始まりでドキドキはすれど、早く”世話好きな”お友達を見つかるといいなー、どんな人がいるのかなぁ…、ボランティアをしたり、早く学校に慣れるように極力学校に行こう!と決めて新しい出会いに想いを馳せて気持ちをあげて行きました。
2.長女の場合
長女は年齢的なものもあるのか、なかなか感情をはっきり言葉にはしないものの、新しい環境、友達・先生、ミドルの授業内容など不安要素がいっぱいだったようです。そして【調査マニア】な方法で、『友達になりたいタイプ』や『#自分の行く学校名』などで検索して、面白い調査結果を教えてくれていました。長女の場合は調べて落ち着き、最善のスタートダッシュを切る方法を模索していたんだと思います。それから心地よく過ごせる方法の一つに彼女の中にはファッションがあったので、一年分のお買い物をするぞー!!!と言ってお買い物に連れ出しました。
3.次女の場合
次女は分かりやすいんです。そして私がEQを学び始めて一番『How do you feel?』を聞かれている彼女は感情をどんどん言語化してきます。とはいえ、語彙力も乏しい低学年なので、「あぁ…緊張する、どうしよう。お友達出来るかな。怖い先生だったらどうしよう。どうしよう。どうしよう。。。」「でもワクワクする。だって新しい友達に会えるんだよ!あ、でも意地悪な子がいたらどうしよう。気持ちが混じる―!(I have mixed feeling!)」と言うようなことを言い続けておりました。でも、好きなことに取り組みだすとすぐにこの感情は忘れて、そしてまたすぐに戻ってくる。これの繰り返し。そして最終的には転校経験の多い姉に励まされて、そっか!と言った感じに前向きになって初日を迎えました。
感情マネジメントに解はなし!
結局、3人ともにある程度の緊張感をもってスタートを切りました。
感情との向き合い方はそれぞれ違って、それでいい。
そんなことを思い出させてくれた出来事でした。
新しい学校や新しい環境でなくても、長期休み後はなかなかエンジンがかからない人もいると思います。
私たち3人の感情の向き合いかたをとっても、こんな風に人それぞれ。どれが良いも悪いもないので、やっぱりこれは【自分の感情のたずなは自分で握る】ということなんだと思います。そのためにもまずは自分と向き合うこと、自分の感情を認めてあげること、そしてそれをどの方向に、どのゴールに向けたいのかを意識して動かすこと。
EQを学んでいて、こんな風に環境の変化に向き合えるようになったのは一歩成長だなと感じた出来事でした。
お子さんやご家族、同僚、それぞれの感情との向き合い方にあなたとは違うヒントもあるかもしれません。是非他の人の感情マネジメントの仕方も見つめてみてください。
EQ+LAB.編集長
Six Seconds EQプラクティショナー
杉山 夕希子
※スクールサプライ:アメリカでは学用品を新学年になる度に用意します。基本的にクラス全員が使うものを寄付でまかなっています。中学生になってもリストがある学校もあるようですが、うちの学校は自分の物を自分で用意するスタイルでした。