【鳩子の部屋】相手も大切、自分も大切！アサーティブコミュニケーションってなに？

皆さん、年末年始いかがお過ごしでしたか。
私は家族や親戚の集まりに参加してきました。
そこでもやっぱり感じるのが感情マネジメントやEQ発揮の大切さでした。
沢山の人たちが集まる場所、関係性も職業も年代も様々。
そんな場所に行って、改めてコミュニケーション力や関係性の築き方など考えさせられました。
今日はコミュニケーションについて、鳩ばぁと話してきます。

鳩ばぁ：突然じゃが、自分の感情も相手の感情も大事に出来るコミュニケーションって何だか分かるかい？

鳩子：えー！いきなり？私が聞きたいよ。

鳩ばぁ：ははは（笑）、ごめんな。そろそろ鳩子ちゃんに相手に働きかけるのに役立つコミュニケーション法を学んで貰おうと思ってな。それでは正解じゃ。
これはアサーティブコミュニケーションと言うものなんじゃ。

鳩子：初めて聞いたよ！

鳩ばぁ：簡単に言うとWin-Winのコミュニケーションと言われているんじゃ。つまり、お互いを尊重しながら意見をかわすコミュニケーション手法のことじゃな。

鳩子：うーん！なるほど。でもこれって言葉で言うのは簡単だけど、すごく難しいよね…この間も時間がないのに先輩に明日の会議の資料を今日中に作ってって言われたの。もう娘の保育園お迎え時間まで１時間。今日は一番乗りでお迎えに行くって娘と約束してたから断りたかったけど、一方的に言われてしまって流れで「はい」って答えてた。そんな時、アサーティブコミュニケーションってどうやって使えるんだろう？

鳩ばぁ：その時の鳩子ちゃんの心の中はどんな感じじゃったかな？

鳩子：「何で断らないの―？！」って言う自分に対する苛立ちもあったし、娘に対して「また約束守れないじゃん！」って言う悲しさや罪悪感を感じてしまって、虚しくなったよ。

鳩ばぁ：それなんじゃよ。
先輩はお願いすれば鳩子ちゃんならやってくれるって思ってるんじゃ。だから鳩子ちゃんの言い分も聞かず、一方的に指示を出してきた。
また、鳩子ちゃんは断る方法もあっただろうのに、その威圧感に押され引き受けてしまった。これは日常よくありがちなアサーティブじゃないコミュニケーションじゃ。

鳩子：うん、こういうこと結構ある気がする。どうしたら良かったんだろう？

鳩ばぁ：これも結局は自分の感情を理解しているか？って所から始まるんじゃ。

鳩子：確かに…「元気？」って聞かれて、つい反応して「元気！」って答えちゃうみたいな感じかも。「できるよね？お願いね！」って言われて、とっさに応えなきゃいけなかったから、自分の感情とか考えを巡らせてる時間なかったなぁ…こう言う即座に応えたり、対応したりするときに感情を確認するには練習が不可欠だね？！

鳩ばぁ：そうじゃな。まずは自分の気持ちを確かめて、自分はどう思うかを自分の言葉で伝えるようにするんじゃ。言いにくい時もあるじゃろうが、練習と思ってちょっとずつトライしてみてごらん。きちんと状況を伝えることで、相手にも鳩子ちゃんの感情が届きやすくなるんじゃ。

鳩子：今回の状況だったら、「今、手が離せない仕事があるんです。今日は定時に上がることになってるので、既に焦ってて、先輩の仕事まで出来そうもありません。」とか？

鳩ばぁ：そうじゃな！その後は相手の気持ちや相手に寄り添える選択肢を伝えてみるんじゃ。

鳩子：「会議は明日の午後からなので、明日の午前中に資料作成してもよろしいですか？」と聞けばいいってことだね！

鳩ばぁ：後は提案を聞き入れてもらえたならどう行動するかと、選択肢を示したら完璧じゃ！

鳩子：「午前中で良かったら、明日は早く来られそうなので早めに取り掛かります！」とかだね？！気持ち良いコミュニケーションに出来るし、自分だけが我慢しなくて良くなるね！

鳩ばぁ：誰もが自分らしくあって良いんじゃ。でも自分の感情を一方的にあらわにしてしまうのではなく、自分も相手も大切に出来るように、お互いの気持ちを尊重して行くコミュニケーションならば、人間関係も良くなるんじゃ！