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部活に入るためのオーディション?!ートライアウトを通して磨かれる感情の保ち方ー

EQ+LAB.編集長の杉山です。
1月は心落ち着かぬまま過ごされた方も多いでしょうか。
あっと言う間に1カ月が過ぎましたが、寒い日々が続いていると
聞いています。どうぞ温かくしてお過ごしください。

今日は我が家の娘たちの学校生活で当たり前になってきたトライアウトの話。
アメリカの多くの学校では放課後の部活動があります。
日本とは違って固定の部活動ではなく、シーズンごとに移り変わっていくスタイルです。

長女の中学校では、女子はサッカーに続いて、先日までバスケのシーズンでした。
ナショナルスポーツであるバスケは大人気!
去年はまぐれで入ったものの、出場時間1分~長くても3分と言う、
悔しい想いをした長女は夏休みにバスケットボールのサマーキャンプ(お稽古)に励み
自主練で猛特訓して、何とかメンバーの座を勝ち取りました。

バスケットボールのトライアウトが始まってから、気持ちの浮き沈みが見ていても
分かるほどで、子供ながらに感情マネジメントをしている姿が読み取れました。
トライアウトと言うのはオーディションのようなもの。
学校によってスタイルは違うと思いますが、娘の学校ではバスケは大人気なので、
30人近いメンバーから始まった8年生のトライアウトは、3日後に7名切られ、
6日後には更に5名切られ、最後に追加で2,3名が切られ、最終的に15名まで
減りました。

トライアウト中はみんながライバル。
仲良しだった子に意地悪なことをされたり、激しい攻防で怪我をしたり、
夜な夜な話を聞きました。
本人もプレイよりも心の強さが大事だと感じたようで、
動揺しない自分をつくろうと頑張っていたし、自分を整えて臨んでいました。

最終的に今回無事にチームに入ることが出来ましたが、
頑張ってた子がプラクティスメンバー(試合には出られない)になったり、
休みがちだった仲良しも去年の娘のように数分しか出してもらえなかったり、
全ての子にとって試練の時です。

こう言う一つ一つの出来事を通して、レジリエンスが磨かれ、
しなやかに対応できる逞しさが身について行くのかなと感じた出来事でした。
さて、来週からはバレーボールです。どんなドラマが見られるのか、
試練をばねに出来る人に育って行ってくれればと願うばかりです。

EQ+LAB.編集長
Six Seconds EQプラクティショナー
杉山 夕希子