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広告に見るダイバーシティ

10月に入り、ハロウィンやサンクスギビング、クリスマスと年末に向けてイベントで盛り上がるアメリカ。
あちらこちらでカボチャが販売され、ハロウィンデコレーションに包まれたお店や家々を見て、子供たちが一大イベントに向けて気分が高揚しているのが伝わってきます。

コスチューム選びは出遅れると希望のものは完売してしまっていたり、はたまたアメリカは縫製が悪かったり、サイズが表記とは摩訶不思議なくらい違ったりなんてことも多いので我が家は9月中に手配済みです。

そんなコスチュームですが、今年はどんなのが人気なのかな…と検索してみると、とても興味深い広告を見つけました。アメリカのスーパーと言えばココ!と言っても過言ではない、我が家では通称『赤丸のお店』Targetの広告です。(Targetには必ずお店の入り口に赤丸の大きなモニュメント(石)が置いてあるので、赤丸のお店と呼び始めました。)
とってもかっこよくないですか?車いすの車輪部分が大海原になっていて車輪が回る度に船が進んでいるみたい!
そしてこちらも、ついつい可愛い~!!!と声に出したくなる、素敵な馬車に乗り込んだプリンセス。
他にも着脱がしやすいようにと考えられたコスチューム。多くの人が着られるように着心地などを考えた取り外し可能なパーツ等など。

今年発売した「Adorable, Affordable, Addaptive and Inclusive」(可愛くて、手頃で、適応力があり、インクルーシブ)なコスチュームや小物シリーズは大人気で売り切れも相次ぎ、増販が決定したそうです。

他民族国家アメリカでは広告などに様々な肌の色を持つモデルさんが起用されることは当たり前ですが、Targetではしばしば垣根を越え、多様性を受け入れたモデルの起用や商品の開発も多く、一消費者としてはこの企業に好感度が増したことは否めません。
これからもアメリカの小売業界のリーディングカンパニー、Targetのインクルーシブでダイバーシティな動きに注目して行こうと思います。
参照:
https://corporate.target.com/article/2019/07/adaptive-halloween-costumes#