こんにちは!EQ+LAB.の杉山です。
先日、静岡県最南端の孤島、御前崎にあるおはな助産院オンラインサロンが主催する【ママのためのEQ】講座にアイズプラス池照と共に登壇させて頂きました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!
アイズプラスでは長年、企業のEQ導入に取り組んできましたが、研修を受けられた多くの方が「もっと早く知りたかった」「これは生活に役立つ」「子育て、夫婦間、友人関係に使える!」など誰にでも、どんな時でも必要であると言うお声でした。
私自身もコロナ禍で生活に制限が加わり、家族みんながリモートになり身動きが取れない閉塞感や孤独感、言葉では言い表せないほどの感情の起伏をを味わった時、『今こそEQを活かす、高めるチャンスだ!』と感じました。そこで、昨年から弊社でも【子育てEQ】のセミナーを行うなど、より多くの方にポジティブチェンジを起こせるスキルとしてEQを広めるための活動をしています。
EQはビジネスマンのためのもの?
私はアイズプラスで仕事を始めるまでEQと言う言葉を聞いたこともありませんでした。
EQは【自分の感情を知り、スマートに使いこなすスキル】だという事を知り、自分の行動で測ったEQI検査の結果を見たときは、私の心の状態を鮮明に表しているようで、そして自分が出来ていると思っていたこともまだまだだったことを突き付けられるような結果に衝撃を受けました。そこから行動を変え、マインドを変え、自分の感情と向き合うようになったら、徐々に心がクリアになり日々の生活に変化が起き始めました。
今回【ママのためのEQ】の中でもお話をさせて頂きましたが、私がEQと出会った当時、長女のクラスは学級崩壊一歩手前の状態でした。担任の先生が病気を患い手術。その後思うように授業の準備が出来なかったことから精神的にも病んでしまい、夏休み前には長期の休職。夏休み明けに復帰したものの月に3,4日、多い時には一週間近く学校をお休みすることもあり、先生も子供たちも不安定で悪循環な状態になりました。その時、先生や子供に接する大人がEQを知り、実践することで、このような状態になるのを避けられただろうなと強く感じました。
ビジネスマンにとって仕事をする上でチームで働いている方がほとんどでしょう。目標や企業理念などの達成に向けて、人間関係の向上に、EQのスキルはこの数年注目を集めています。でもビジネスマンだけがチームに属している訳ではないのです。家族も学校も、ママ友も人が二人以上集まればそれはチームです。そこには必ず感情が存在し、EQの高さで自分自身の行動の選択肢が増え、その関係性をより良いものに高めて行くことが出来るのです。
自分自身に聞いてみる『How do you feel?』
子育てに追われ、日々の生活に追われる親御さんたちはいつの間にかに自分のことは後回しにしてしまいがちです。「子どものために」「家族のために」そんな風に頑張ってる親御さんたち。でも、ほんの少しで良いので自分に問いかけてみてください。
『How do you feel?』
急に聞かれると戸惑ってしまうかもしれません。一言では表せないかもしれません。感情って同じ時間、同じ場所に居ても千差万別ですから、時々自分の感情に耳を傾けてみてください。そして、パートナーやお子様たちがこんな風に感じているんじゃないか?って勝手に決めつけてしまっていることはありませんか。
今回もですが、セミナーでいつもびっくりされるのは感情の数。それなのに自分の感情を棚に上げて、周囲の感情を勝手に決めつけていることが多くあるんです。まずは自分自身から。誰かを変えたい!と思った時、まずは自分自身の感情にフォーカスしてみてください。自分が今どんな感情を抱いているか。なぜその感情を抱いているのか、どうして欲しかったから、どうなりたかったからその感情を抱いたのか、それを紐解いていくと選択肢が広がっていくのです。自分自身の気持ちやエネルギーが上がる時はどんな時なのか、下がる時はどんなときなのか、そういうとてもシンプルな事に目を向けると行動や言葉が変わり、周りの人に影響を及ぼしていくことが多くあるんです。
時間はないと思いますが、1日5分でも10分でも、朝でも夜でも、スケジュールに自分の気持ちを知る時間を組み込んでみることがお薦めです。
親子で高めるEQ
親として子供に願うのはどんなことでしょうか。子供に伝えたいのはどんなことでしょうか。
今回、【ママのためのEQ】ではまだお喋りが出来ないお子様でも実践できることや幼稚園くらいから始められる感情の言語化、表現について触れることになりました。他にも私がアメリカ生活で実際に経験している小学生のSEL(Social Emotional Learning:感情教育)についてのお話をさせて頂きました。学校教育に感情の学びを取り入れる重要性を強く感じ、私は先生や教育に携わる方々に是非EQを伝え、感情を整え活かす方法を知って欲しい!と願ってきましたが、それが出来たとしても学校だけでは足りません。やはり親子でEQを高め合い、活用してより良好な親子関係を築いてこそ、社会で活かされるスキルが身に付くのではないかと思っています。
EQは反抗期にも役立ちそう、思春期の子供にも使えるんじゃないかという声をよく耳にしますが、誰にでもできて、いつからでも高められるのがEQです。
日本の社会では感情を見せないこと、感情を隠すことを良しとされるような状況がありますが、その積み重ねで私たちは感情を開放することが出来なかったり、表現することが下手くそになってしまっています。まだ小さなお子様の様子を見ながら、きっと「なんて素直なんだろう」「こんな風に泣けたらなぁ」と思うことがありませんか。その感情のメッセージを受け取り、感情を活用する練習は子育てをしながら親子で育めるスキルです。子供たちに贈る事の出来る親からのギフトかもしれません。
ママ(私)のためのEQ
・自分の感情を大切にする=相手の感情を大切にできる
・感情の影響力を知る⇒EQで”心の距離”を適切にする
・感情的⇒EQ発揮(感情マネジメント)
・感情マネジメント=ありたい姿に近づく
・正論で説得⇒感情を大切にして納得
・EQで人生の質を向上させよう!
株式会社アイズプラス
EQ+LAB.編集長
杉山 夕希子
■感情マネジメント 自分とチームの「気持ち」を知り最高の成果を生みだす
著者:池照 佳代(株式会社アイズプラス 代表取締役)
出版社:ダイヤモンド社
価格:本体1,600円+税
■書籍の購入はこちらから(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478112347/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_DEP1B0MX9ZF8R03ETZ8K
■株式会社アイズプラス×鎌倉FM『How do you feel?』月1回配信中
HP: https://www.kamakurafm.co.jp/
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