EQ(心の知能指数)って何?どうして勉強するの?どんなことに活かせるの?初めてEQ(心の知能指数)と言う言葉を知った方はそんな疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。日本でもここ数年でEQを取り入れる会社が増えてきています。
これから【EQ仲間に聴きに行こう!】と題して色々な企業、立場にある方々から伺ったEQ(心の知能指数)についてのインタビューを掲載して行こうと思います。
1.シリコンバレーで出会ったジョージアナとカイ
2018年夏、米国カリフォルニア州シリコンバレーにてアイズプラス代表/ EQトレーナーの池照が参加した Six Seconds社のセミナー には世界12ケ国から多くのEQ専門家が集まり、各国でのEQ事例やこれからの導入について活発な議論の場がありました。
今回は、このセミナーでご一緒したGeorgiaとKai氏のインタビューをご紹介します。
このお二人は同じ会社でともに人材育成を担当する方々でEQ(心の知能指数)を彼らの組織に導入するために、彼ら自身がEQ(心の知能指数)の学びに挑戦されていました。お二人のフレンドリーで学びに対して前向きな姿勢に、池照自身がとても刺激を受けました。人事マネジメントについて評価、報酬、マネジメント課題について楽しく共有することができました。そして、日々の生活の中で「感情」をとても大切にしているお二人に、「感情から始めるっていいな~」っとあらためて感じたものです。
そういえば、アメリカ人のお名前でKaiさんは比較的珍しく、日本の文字だといろんな意味があるんだよねと話題になってました。
以下ご許可をいただき、掲載をさせていただきます♪
多くの人事関係者の間で今EQ(心の知能指数)が学ばれ、人事の戦略の中にEQ(心の知能指数)を取り入れようと勉強しています。なぜEQ(心の知能指数)を用いるのか、どうやって使うべきなのかを、シックスセカンズの研修で一緒に学んだジョージアナ・フレンゼラスさんとカイ・アダムスさんに聞きました。
ジョージアナの略歴
ジョージアナは現在ペンスキー社のリーダーシップ育成のシニアマネージャーを務める。
現在の役職での焦点となっているのがリーダーシップコーチング、リーダーシッププログラムの評価報告、リーダーシップ研修支援やチームコーチングへの介入である。
ペンスキー社で働いた30年の間に、彼女の経験がペンスキー社のリースや生産販売業務とトラックレンタルサービスの橋渡しとなるなど、セールス、リーダーシップ、成績、専門性やキャリア開発においての推進リーダーとして貢献した。)
コートランドにあるニューヨーク州立大学で中等教育の学士号、ペンシルバニア州立大学院でインストラクショナルシステムデザイン(※1)の修士号を取得。2016年には同ペンシルバニア州立大学院にてリーダーシップ開発の分野で第二の修士号を取得。
※1インストラクショナルシステムデザインとは:
それぞれの環境において、最も効果的かつ効率的な教育を設計開発するための方法論。1980年代から広く企業内教育にも導入されています。
カイの略歴
カイはペンスキー社トラックリース事業のリーダーシップ育成のシニアマネージャーを務める。大学では人類学を専攻。その後様々な運営を担う部門で働いた後、バークレー大学のMBAを取得。
質問1:今回EI(Emotional Intelligence:感情知能)トレーニングに参加した目的は?
G:リーダーシップトレーニングを行うにあたり、新しいリーダーにEIは欠かせないスキルであると考えているからです。
K:Penskeのリーダーシップ育成プログラムにおいて、感情的知性を発揮することはリーダーには欠かせない能力と定義しているからです。
質問2:EIのどような部分に期待をしていますか?
G:新しいリーダーになる人たちに、シックスセカンズのアセスメントを用いてEIを理解してもらいます。
K:EIは私たちが毎日使っているものです。今後も継続的に日々の生活に取り入れていきたいと思っています。
EIのトレーニングで学んだこと自らの仕事や人生でいかせるようにしていきたいです。
Q3:このトレーニングから何を学びましたか?
G:EIデータの解釈方法、及び、人と人とのコミュニケーションの促進についてです。
EIを学ぶと、まず自分自身の思いや行動を認知しようとし始め、それが他人や世界にどのような影響を与えるか、ということを知る為の基礎トレーニングになります。また、同じく、今回のトレーニングで貴重だったのは、人事評価についても世界中から集まった仲間とともに議論することができたました。
K:シックスセカンズEIモデルについて多くを学ぶことができました。また、仕事だけでなく、自身の人生においても、EIのレバレッジをいかしていけることも学びました。
質問4:人事や人材開発関係者に対して、EIの学びはどのようにいかせますか?
G:EIアセスメントを実施し、自身の感情と思考のバランスと発揮度を知ることが重要です。。同時にこれら従業員に対してもアセスメントを実施し、フィードバックすることで「自己を知る」強力なツールとなります。EIが業績や人間的成長といった成果に多く連動することを理解し、自他との関係構築に役立つことを伝えていきたいと思います。
K:EIの導入をもちろん勧めます!成功するためのキーとなるスキルであり、特に人材開発については重要な要素であることは明白だからです。
シリコンバレーでの学びは素晴らしい機会でした。ご一緒できた仲間達に、あらためて感謝しています♪
今回はEQ先進国アメリカで出会い、実際に企業で活用しようとしている方々にお話を伺いました。
次回【EQ仲間に聴きに行こう!】は日本の企業でEQ(心の知能指数)を取り入れた方、EQ(心の知能指数)を勉強した方にインタビューを伺う予定です。これからEQ(心の知能指数)を取り入れようと思っている方、自分の人生を豊かにするために学びたい方へ実際のユーザーの声が参考になれば幸いです。
※会社名および役職などはインタビュー当時のものです。
(以下、英文)
What is EQ? Why do you study? How can we use EQ? I guess many people who just heard the word EQ, we got same questions in our mind.
In Japan, many companies are adopting EQ in the past few years. From now on I will post interviews about EQ from various companies and people ” Let’s go listen to EQ friends!”
The first interview with Georgiana and Kai, whom Ms. Iketeru met at the Six Seconds training in Silicon Valley.
Brief Summary of Georgianna and Kai’s Carreer
Ms. Georgianna Frenzelas: She is the Sr.Manager of Leadership Development at Penske.
In her current role, her key focus is leadership coaching, leadership program assessment debriefs, leadership workshop facilitation and team coaching internventions.
During her 30 year tenure with Penske, she has bridged Penske Lease, Logistics and Truck Rental businesses. She has led and contributed to Development in Sales, Leadership, Performance and Professional and Career as well as Black Belt initiatives.
Her passion for learning started with her completion of a Bachelor of Arts Degree in Secondary Education from the State University of New York at Cortland. Her drive for continuous learning led her to obtain a Msters of Instructional Systems Design from Penn State. In 2016, she completed a second post graduate degree with Masters of Leadership Development from Penn State.
Mr. Kai Adams: He is the Sr. Manager of Leadership Development at Penske Truck Leasing.
He studied Anthropology in his undergraduate program, worked in a variety of Operational roles and received his MBA from Berkeley.
Question1: What brings you to come and join the EI training?
G:We are including EI in our leadership training and see it as an essential skills especially for new leaders.
K:Because we use their model in our leadership development programs at Penske to grow emotional intelligence in our leaders.
Question2: What is your expectation to utilize EI to your job?
G: I expect to use it to debrief the Six Second assessments for our associates that are becoming new leaders.
K: I use EI everyday and I expect to continue. The primary ways I plan to apply it are: (1)helping others through Six Seconds’s KCG model, and (2)embodying emotional intelligence my self.
Question3: What did you learn mostly through the training?
G: How to interpret the data on the reports and how important the skills are to foster communication among people. Learning EI is a strong foundation to the first step in being self-aware of our own thoughts and behaviors and how they can impact others and the world. What was also valuable was the thorough review of all the competencies.
K: I learned a lot about Six Second’s model. I also learned some ways that I personally could leverage EI to be more effective in my work and life.
Question4: How do you recommend learning EI for HR/Development related persons?
G: I would give the assessment and debrief to the HR/Development to have the experience th assessment. I would also get feedback from the employees who have had a debrief. In addition, I would connect the importance of EI to business results and how the skills help build relationship both internally and externally.
K: I highly recommend it. I see it as one of the core elements of success for anyone and especially important in development.
Thank you so much, Georgianna and Kai!
It was a pleasure meeting you both at Silicon Valley!
※The company name and job title are might be different from the time of interview.